ピックアップサービス 引き取り顛末記
ピックアップサービスとは?
オリンパス指定の運送業者が梱包資材を持ってお客さまご指定の日時にご自宅へお伺いし、
故障した製品をお預かりします。お客さまご自身での梱包は不要です。
その後弊社にて修理完了後、お客さまのご自宅へご返送いたします。
と書いてある。 指定の運送業者とは、日通航空だ。
実は、ちょっと気になるところがあって、E-30 を修理に出すことになり、
「引取は、8/19の午前9~12時、事前連絡が必要」 という条件で、
webからオリンパスピックアップサービスを申し込んだ。
だから、今日は職場にカメラを持ってきて日通航空からの連絡を待っていた。
しかし。。。
事前の連絡もなく、日通航空のドライバーは 突然、仕事中の職場に現れた。
その上なんと! 彼は 手ぶら!
なんでやねん?
「来る前に連絡をくれるようにお願いしてあった筈ですが・・・」
『あっ、そうだったんですか?』 なんだかなぁ・・・
「梱包材は?」 と聞くと
『・・・・・・』
「梱包して持っていくんじゃないんですか?」 と再び聞くと
『・・・・・???』
「カメラですよ! オリンパスのピックアップサービスでしょ!? 聞いてないんですか?」
『えっ!? カメラですか!?・・・・・・・・・・・・』
・・・ってオイッ! ウソだろ ! (*_*;
ちょっと間をおいて
『あっ! じゃあ下のトラックのところで』 と彼は言う。 (ここは3階のフロア)
この時点でダメだとは思ったが、一応どういう対応をしてくれるのか確認しようと、
トラックの所までカメラを持って彼の後をついて行った。
(この時は、 「そっか、トラックに専用の梱包材を積んでるんだな」 ・・・と思っていた)
こちらは、運送業者が梱包して回収と聞いているので、用意しているのはカメラ本体だけで箱などには入れていない。
今までも、何件かの他の精密機器の引取サービスを見る限り大丈夫だと思っていたし。。。
彼は、4トントラックのアルミパネルの荷室に入りこむと、奥からプチプチ(エアーキャップ)の端切れを持って出てきた。
『これで包んでもって行きます』
「えっ? え゛ーーーーーっ!?」 (心の中では 「何考えとんじゃワリャ~!」 と叫んでいた)
「ちょ、ちょっと待ってよ。 これカメラですよ!精密機器ですよ?」
『じゃあこれで』 ともう一枚、袋状のプチプチを持ってきた。
「箱もないんですか?」 と聞けば、
一辺が60~70センチほどもある段ボール箱を指して
『これに入れて行きます』 と言う。
「それじゃ中で転がっちゃうでしょ!?」 ・・・ってか、もうそれ以前の問題なのだが (ーー゛)
『あっ、そうですねぇ・・・』
もう目眩がしそう、クラクラしてきた。
引取伝票を見せてもらうと、ちゃんと日通航空の パソコンポ 指定の伝票になっているじゃないか!?
そこには、<梱包材指定> P2持参(M) とはっきり記載されていて、
お預かり時の確認として、「梱包の状態、外観確認状況(傷の有無)、付属品等の有無・種類、そして誰が梱包したか」 など、
細かくチェックする項目があるのだが。。。
彼はそんなことは一切言わないし、こちらに梱包材持参を指摘されてから伝票を見て 「あっ、そうですね」 と言う始末。
あまりにお粗末ではないか? というより恐ろしくて、大切なカメラを預ける気にはとてもなれなかった。
その間に、彼は別のドライバーに連絡したらしく、もう一台のトラックがやってきた。
そのトラックのドライバーと何やら相談していた彼が手にぶら下げて持ってきたのは、
何かの使い古しのよれよれの段ボール箱だった。
『箱、ありました・・・』 ・・・orz
いやはやたまげた! \(◎o◎)/!
彼なりに、いちおう予定通りに引き取って行こうという努力はしてくれたのだろうが、
申し訳ないが、とてもお渡しできる状況ではないので、出直して下さいと丁重にお断りして、
すぐに再引取の手配をして連絡をくれるようドライバーに頼んだら。。。
『では営業所に戻ったら打ち合わせをして、後日伺います』
さすがにここでちょっとキレそうになったが、
(心の中で、「 後日とは何事だ!? そっちのミスなんだから今日中に何とかしてくれよ!」 と・・・)
いちおう落ち着いて (いたつもりで) 言った。
「午前中とはいわないから、今日中に引き取れるように手配して下さい」
そうお願いして、いったん彼とは別れた。
ここまで仕事中の出来事ですよ。 しかも席を離れて猛暑の屋外で。。。ハァ (*_*;
だが、暫く待っても営業所からの連絡は無かった。
もうすっかり怒る気も失せ、呆れて体の力が抜けるのを感じながら、
「日通航空のオリンパス修理ピックアップ窓口」 というところに電話した。
事情を話すと、対応してくれた担当者も驚いて謝罪してくれ、
『早速最寄りの営業所に指示して連絡させます』 ということだった。
その後、今度はすぐに担当の営業所から連絡があり、午後イチで再引取に来てくれることになった。
約束通り、午後イチで日通航空の人が引き取りに来てくれた。
今度は、ちゃんと専用の梱包材を持っているのを見て、まずはホッとした。
これで当たり前なのだが、彼がものすごくちゃんとした凄いドライバーに見えてしまい、
不安でやり場のなかった気持ちが癒されて、思わず 「有難うございます」 とお礼を言ってしまった。
作業に入る前に、まず彼は迷惑をかけたことを、「例のドライバー」 に代わって丁寧に謝罪してくれた。
同じ会社の人間として当然の行為なのだろうが、彼本人が悪い所は何もないので、
かえってこちらが恐縮してしまう。
それにしても、所作から言葉遣い、作業の手際に至るまで、さっきのドライバーとはまるで違う会社の人みたいだ。
梱包に際し、擦れるといけないからとストラップも外し、本体は特殊フィルムに挟み込まれ、
段ボール箱の中に吊るされた状態で丁寧に梱包された。
パソコンポの引取伝票のチェック項目を、一つ一つ一緒に確認しながら記入して、
『ドライバーの教育が行き届かず、お客様にはご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした』 と、謝罪の言葉を残し、
引取伝票の控えと、自身の名刺を僕に渡し、彼は E-30 を引き取っていった。
しかし・・・
あれは何だったのか!? 白昼夢!?
あまりの暑さで悪い夢でも見たんじゃないかと思うような、強烈な体験だった。
他の方が同じ体験をされないことを祈る。
また、日通航空の社員教育の向上を切望し、今後の発展を祈る。
E-30 の修理の顛末は、また後日
by jackaroe | 2010-08-19 15:10 | Digital Camera | Comments(3)
プロとしての自覚がないというか、ずいぶん軽く見ているというか。
ほかの人がまじめにやっていても、いい加減な人がいるだけで
全体の印象も悪くなってしまいますよね。
いずれにせよ、とりあえずはちゃんとした人が来てくれて
よかったですね。せめてもの救いというか。
ところで、修理?

いやぁ~、すげーミラクル体験しちゃいましたよ。^^;
自分で思う以上に精神的にかなりショックだったらしく、
今日一日すっかり調子が狂ってしまいました。
修理・・・、というかファインダーの見え方がイマイチなので、
サービスセンターに送って見てもらおうかと。
症状:縦位置と横位置で見え方に差がある。
・縦位置ではクッキリ見えるのに、横位置だとピントの山がつかみにくい。
・視度調整してもだめ。
自分の目が悪くなったのかと半ば諦めていたのですが
ネットで検索したら同じような事例が結構あったらしく、
メーカーから対策部品?まで出ているとか。。。
それなら公式アナウンスしてくれよ、と思うのですがねぇ。
そのあたり、メーカーの姿勢というか顧客に対する対応にはやや疑問を感じるところです。
で、その情報を得てから 改めてE-520 のファインダーを見てみると、
明らかにこちらはクリアで、E-30 の見え方は問題だなと。
まあ、治ってくるか、それとも『仕様です』と言われて戻されるか、
その結果によっては、今後のことも考えなければならなくなるかもしれません。
同じところを覗いているのに見え方が変わるっていうのは
どのような原因か、対策が楽しみですね。
自分のタムのレンズとかは(まあ、レンズの問題が明らかでしたが)
かなり気前よく対応してくれたので、まあ、許せましたが
たしかにどのような対応があるかで、将来的な付き合い方は変わりますよね。
オリの実力やいかに。
しかし、アナウンスがないとは、
公式アナウンスすると、送料をメーカーが負担しないと
いけないからでしょうかね?だとしたらケチくさいなあ(笑)
E-30の全快をお祈りしとります。今からだと、修理すると
月末くらいでしょうか。