絶景! 信州ツーリング <美ヶ原へ> May. 18, 2014
辺りが明るくなって周りの景色が見えてくると、左前方に富士山が姿を現した。
その姿は、未だかつて見たことのないほどクッキリとしていて、そして大きく感じた。
白い雪を纏って朝日を浴びる富士山は鳥肌が立つほど美しく、僕は思わず歓声を上げていた。
中央道を進むにつれ、南アルプスや八ヶ岳が次々と視界に入ってくる。
今日の景色は、いずれも今迄僕が5月に見た中では、最高クラスの美しさではないだろうか。
今回は、中央道を南諏訪ICでおりて、ズームライン&エコーライン経由でビーナスラインへ向かうことにした。
エコーラインは交通量も少なく、展望が開け、開放感いっぱいの気持ちいい道。
しっとりした朝の空気に包まれたこんな道をオープンクルージングすれば、高速走行の緊張も解け、体も心もリラックスモードに。
そして、遠くに見える白い山は・・・
田植えが終わった水田の彼方に顔をのぞかせるのは、残雪の北アルプス。
エコーラインは逆方向からしか走ったことが無かったので、ここから北アルプスが見えることに今迄気付かなかった。
なんてもったいないことを! (ーー;)
『八ヶ岳エコーライン』
サイドミラーに写る南アルプス甲斐駒ケ岳を見ながら走る道。
エコーラインから見えた北アルプス。
大キレットをはさんで左に穂高連峰、そして右には南岳・中岳・大喰岳と3000m超の山々が続き、その一番北側のピークは槍ヶ岳。
さらにその北側に少し離れてちょこんと顔をのぞかせるのは常念岳かな?
車山のレーダードームも見えるなぁ・・・ なんてのんびりしてると、あっという間に太陽が高く昇っちゃうから、
そろそろビーナスラインに向かうことにする。 ちょっとペースを上げて先を急ごう。
早朝のビーナスライン 『女の神展望台P』
鮮やかな新緑に、南アルプスも気持ち良い位クッキリと見えて、 いやはや絶景なり!
ビーナスライン 『富士見台展望台P』
ここまで来るとさらに視界は広がり、好天に恵まれれば富士山も見える。
雪の残る南アルプスをズームアップ。
やはり南より北アルプスのほうが残雪が多いのは当然か。
200mm望遠で奥穂高岳を引き寄せてみる。
『車山肩P』 より望む、 ビーナスラインWヘアピン と 木曽山脈。
ビーナスライン 『霧の駅』 手前の直線。
左に乗鞍岳、正面は木曽山脈、右手に北アルプス(穂高岳・槍ヶ岳)。
この先を右に曲がると、そこからは美ヶ原までビーナスラインの快走区間。
アルプスの展望と暫し別れ、オープンドライブを堪能する。
1台の車にも追い付かず追い越さず、美ヶ原までクリアラップ。
ビーナスラインを堪能したかったら、早朝か夕刻に限る・・・かも!?
赤い屋根の建物は道の駅美ヶ原高原美術館。
ここが道の駅になってから一番嬉しかったのは・・・トイレが綺麗 (ウォシュレット? or シャワートイレ?) になったこと・・・かも ^^;
さすが標高2000mの美ヶ原、5月中旬でもまだ雪が残っているなんて。
『道の駅美ヶ原高原美術館』 の駐車場から北アルプスを望む。
ここが標高2000mの駐車場というのを実感。
さて、今日はまだこの先の目的地があるので、牛伏山トレッキングはパスして、
美ヶ原から県道464号線を武石方面に降りて 『白樺平』 へ。
『白樺平』
ツーリングのバイクが乾いたエキゾーストノートを残して軽快に走り去った。
県道464号線を降りたら武石観光センターのT字路を左折、
県道62号 美ヶ原公園沖線 で武石峠を越え、『思い出の丘』 へ向かう。
『思い出の丘』 駐車場からの眺め。
『美ヶ原スカイライン』 のハイライト区間は、天空のワインディングロード。
後方右手は王ヶ頭のアンテナ群。
壁のように連なる北アルプスが圧巻。
ここは景色を楽しみながらのんびり走る道。
この高所感が素敵。
ドライブの楽しさではビーナスラインにかなわないけれど、車に乗ったままこの絶景が見えるというのは凄い。
美ヶ原スカイラインから見下ろすこの景色を見ていたら、陣馬形山を思い出した。
遥か白馬まで続く北アルプスの絶景を惜しみつつ、美ヶ原林道で松本に降りることにした。
正午前には、松本市内の そば屋 『五兵衛』 に到着し、本日の目的の一つでもあった蕎麦を頂く。
空きっ腹を満たし、松本ICから長野道・中央道経由で帰路に就いたのだが・・・
僕はいつも信州からの帰りは中央道の渋滞が嫌で、
遠回りでも上信越道経由で関越か、状況によって北関東道まわりで東北道というルートなのだが・・・、
この日の帰りの中央道・・・
連休でもない普通の週末だし、まだ午後イチと時間も早かったから、まさかサクッと帰れるだろうと思ったのだが甘かった! (-_-;)
途中まではすこぶる順調だったものの、次第に交通集中による上り坂やトンネル手前の自然渋滞が始まり、
さらに2か所で事故渋滞(そのうち1件はできたてホヤホヤでほとんど動かず)という、まさにガチの交通渋滞に巻き込まれ、
辟易としながら疲れ果てて帰宅。
「次から帰りは絶対に中央道は使うまい」 と己の心に固く誓ったと同時に、
「次の車は絶対にマニュアルミッションを買うぞ!」 と心に秘めた決意が揺らいだ日でありました。
by jackaroe | 2014-06-08 18:13 | touring | Comments(2)
なので、やむを得ず中央道を使う場合、下道に下りてしまいます。大月で降りてR20か、一宮御坂で降りて
柳沢峠(R411)か。。。あと圏央道が開通すれば道志経由もありかな。
R20は時間帯によっては大月や相模湖などで詰まってしまうし、連休中などはもっと悲惨な目に合うこともありますが、
それがなければ中央道よりは若干早いかもしれません。何より高速の渋滞よりは多少気が紛れますし、同じMT操作でも
こっちのほうがナンボか楽しいです(笑)
下道は高速と比べて情報量が少なく、イチかバチかの選択なのですが、今日の運勢を占うつもりで選んでみたり
しています(^^
柳沢峠(R411)ですか!?
懐かしいなあ・・・ そう言われてみれば、昔はよく柳沢峠使ってました!
すっかり忘れてた。 ^^;
高速を降りて一般道という選択もアリなんですよね!
体力と気力が衰えてきたせいでしょうか? 最近はすっかりその方法を忘れていました。
MT車乗りてぇ~~~!(>_<)